◯亀製麺のおろし醤油うどん美味しいよね

◯亀製麺のおろし醤油うどん美味しいよね


昼時のシャーレにて


"よし、あらかた片付いたね、手伝ってくれてありがとうヒナ"


「いいのよ、それにしても今日は書類が少なかったわね」


"前にヒナが連邦生徒会に掛け合ってくれたからね、それでだよ"


"だからさ、そのお礼も兼ねて一緒にご飯食べに行かない?"             そう先生が笑いながら言う


今は12時半…お昼には良い時間だ

何より先生と一緒にご飯……


「ええ、お言葉に甘えさせてもらうわ」


"良かった、何が食べたい?"


「そうね…最近暑いし、なにかササッと食べられるようなものがいいわ」


"ん〜なら冷たいうどんなんてどうかな、良いお店知ってるんだ"


「いいわね、じゃあ行きましょう」

笑みが零れそうだが必死に抑え、平静を装う



そうして先生オススメのお店についた


"ヒナは何にする?"


「そうね……」


メニューに目を通すと目立つようにオススメ!と書かれたメニューがある


「じゃあこの…おろし醤油うどんにするわ」


"いいね、じゃあ私は…山かけうどんにしよう、天ぷらはいる?"


「じゃあ、海老天で」


"OK、わかった"


うどんを受け取り、席につく


"「いただきます」"


そう言ってうどんをすする…すると

「! おいしい…」


うどんとは、こんなにシンプルで良かったのだろうか


大根おろしのおかげでさっぱりとしていて、醤油のおかげで物足りなさも感じない   夏バテしていてもするすると食べられそうだ


海老天も、サクサクの衣の中にプリプリの海老の身があって、            味だけではなく食感も楽しい


"ふふ、美味しそうに食べるね、こっちも食べてみる?"


幸せそうな顔の先生がこちらにうどんを差し出す


「え?いいの?」


"うん、ヒナの幸せそうに食べる顔もっとみたいしね"


「〜〜//」                                 

また先生はそう言って……少々恥ずかしいが、食欲には勝てなかった


先生から差し出された山かけうどんを一口すすると、わさびが混じったとろろが  

うどんと一緒に口に入る、わさびの爽やかな香りと粘り気のあるとろろ、      

さっきの大根おろしとはまた違った味わいで、とても美味だ


「ありがとう先生、これもとても美味しいわ」


"気に入ってもらえたみたいだね、良かったよ"


そうしてお互い完食し、店を出る


「美味しかったわ、とてもいい店ね」


"そうでしょ?さぁ、お腹も満たされたし、午後の業務も頑張ろうか"


「ええ、そうね」


その後ヒナは一週間はご機嫌だった



おまけ

───風紀委員会

「はぁ…今日は書類が多いですね……いつも通りですが」

ピロン

「ん?モモトーク…先生から」


"うどんを幸せそうにチュルチュルすすっているヒナの写真"


「な、…先生…人が書類仕事で大変な時に……💢」

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「次あったときこそ負かせてやります……!」


結果は、お察しである



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